9章Playストアでの公開
今まではエミュレータで実行するか、作者個人のAndroidスマホにダウンロードして実行するためにソフトウェアを作ってきた。次のステップに進む心づもりはできているだろうか。Google Playストア†1で公開すれば、数百万のAndroidユーザーたちがあなたのアプリを使えるようになる。本章ではそのための方法を説明する。
9.1 準備
Playストアにアプリを公開するための第1歩はアプリを書くことだ。その方法については本書のほかの章を見ていただこう。しかし単純にコードを書いただけでは十分ではない。高品質でバグがなく(そんなはずはないが)多くのデバイスに対して互換性がなければならない。これらの条件をクリアするためのヒントをまとめておこう。
- 他人に見せる前に少なくともひとつの実機でテストしよう。ほかのヒントは忘れたとしても、これだけは覚えておかなければならない。
- プログラムを単純に保ち磨きをかける。多くのことを下手くそにするのではなく、ひとつのことを上手にするようなプログラムを作る。
- 長い間使えそうな
com.yourcompany.prog-name
のような良いJavaパッケージ名を選ぶ。Androidはアプリの主要なIDとしてbuild.gradle
で定義されたapplicationIdを使う。ふたつのプログラムが同じapplicationIdを持つことはできない。そしてPlayストアにそのIDでプログラムをアップロードしてしまうと、プログラムを完全に削除し、すべてのユーザーにアンインストールしてもらい、新しいプログラムを公開しない限り、IDを変更することはできない。 build.gradle ...
Get 初めてのAndroid 第4版 now with the O’Reilly learning platform.
O’Reilly members experience books, live events, courses curated by job role, and more from O’Reilly and nearly 200 top publishers.