初めてのTypeScript ―型安全なJavaScriptでWeb開発を加速する

13章構成オプション

Compiler options:

Types and modules and oh my!

tsc your way.

コンパイラーオプション：

型と、モジュールと、なんてことだ！

好きな方法でtsc

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TypeScriptは柔軟な構成が可能で、JavaScriptのあらゆる使用パターンに適応できるように作られています。旧来のブラウザーコードから最新のサーバー環境に至るまで、TypeScriptはさまざまなプロジェクトに応用できます。

TypeScriptの構成の柔軟さの多くは、その100を超える豊富な構成オプションによるもので、これらのオプションは、次のいずれかを介して指定できます。

• tscに渡されるコマンドライン（CLI）フラグ
• TypeScriptの構成ファイルである「TSConfig」

この章は、TypeScriptのすべての構成オプションの完全なリファレンスとなることを目指したものではありません。最もよく使われるオプションを紹介するツアーとして、この章を捉えることをお勧めします。この章には、TypeScriptプロジェクトのセットアップで広く使われている、より役に立つものだけが収められています。これらのオプションの完全なリファレンスについては、https://aka.ms/tscを参照してください。

13.1　tscのオプション

「1章　JavaScriptからTypeScriptへ」では、tsc index.tsを使ってindex.tsファイルをコンパイルしました。tscコマンドは、TypeScriptのほとんどの構成オプションを、「--」フラグとして受け取れます。

たとえば、index.ts