まえがき

GraphQLはFacebookが開発したOSSであり、2000年以来RESTが君臨し続けるAPIフォーマットの世界に現れた期待の新人です。

本書はGraphQLの入門書です。GraphQLの概要からコードベースの実装例、本番利用で課題になる観点までを筋立てて解説します。

本書の構成

1章 GraphQLへようこそ
GraphQLの概要とWorldWideWebが登場してからGraphQLが生まれるまでの歴史的経緯を紹介します。
2章 グラフ理論
グラフ理論の基本的な概念(ノードとエッジ、有向グラフ、グラフの一種としての木構造)を紹介します。また、現実の情報がグラフになっていて特定のノードを基準にした場合は木構造で表現できることを、Facebookのユーザー情報を例に示します。
3章 GraphQLの問い合わせ言語
GraphQLで実装されたAPIサーバーの使用方法について解説します。基本操作であるデータの読み込み・書き込みのほかデータのサブスクライブなどGraphQLの特徴的な仕様について解説します。データの読み込みについては公開されているAPIサーバーの操作を例に解説します。
4章 スキーマの設計
GraphQL APIの仕様になるスキーマの書き方について解説します。
5章 GraphQLサーバーの実装
GraphQLサーバーの実装について解説します。本書独自の実装例をもとにAPIサーバーを実装できるようになっています。単純な単体のデータから、一対多、多対多と順を追って複雑なデータ構造について解説し、Contextの使い方、GitHubのOAuthを例に認証の実装まで一通り解説します。
6章 GraphQLクライアントの実装
Apollo ClientライブラリとReactを使用したGraphQLクライアントの実装を示します。読み込み、書き込みの順に解説します。書き込みについては、認証の実装を特に詳しく解説します。また、クライアント上でキャッシュを行う方法について示します。 ...

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