付録A散歩とイングレス
吉岡 弘隆
散歩が趣味の私にとって、イングレス(Ingress)というゲームはとても魅力的です。この付録では、散歩好きの私の視点からイングレスを紹介します。イングレスはGoogleが開発運用しているゲームで、歩く行為をGPS上の地図にマッピングしたゲームです。まずはゲーム自体を紹介しましょう。
A.1 ゲームの目的
ゲームはレジスタンス(resistance)とエンライテンド(enlightened)という2つの陣営にわかれます。レジスタンスは未知のシェイパー(shaper)というフォースから人類を守ること、エンライテンドは逆にシェイパーと協力して人類を覚醒・啓蒙することを信条としている陣営です。
ゲームを開始するときにどちらかを選びますが、一度選んだら基本的には変更できません。そして、ゲームをする人をエージェント(Agent)と呼びます。レジスタンスに属するエージェント、あるいはエンライテンドに属するエージェントになります。
ゲームの目的はそれぞれの陣営に属するエージェントが味方のエージェントと協力して地図上にコントロールフィールド(CF:Control Field)を形成していくことです。ゲームの優勢は形成したコントロールフィールドに含まれるマインドユニット(MU:Mind Unit)の数で決まります。コントロールフィールドとマインドユニットについては後に説明します。
ポータル(Portal)
イングレスを起動すると ...
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