ヘルシープログラマ ―プログラミングを楽しく続けるための健康Hack

4章アジャイルなダイエット

高校生の時、レスラーだった私の食習慣は、普通ではありませんでした。私は生のポテトを食べ、食事の重さを量り、食事の量を少なく保ちました。しかし、本当におかしなことになったのは、高校の最後の学年に、代表チームの地位を才能ある若手の下級生に奪われてからでした。チームに残るために、私は11kg絞って61kg級で出場しなければならなかったのです。1ヵ月のうちに、私は身体の質量の15%以上を落とさなければなりませんでした。

最初はうまく行き、重要な試合で前年の州の決勝進出者に勝ちさえしました。しかし、61kgは私にとってナチュラルウェイトではなく、それを保つためには苦闘しなければなりませんでした。私は普段朝食を摂らず、昼食にはシリアルを一袋以上は摂らず、夕食も両親が疑念を抱かない程度にしか食べませんでした。最終的には、私は栄養不足になり、シーズンをひどい記録で終えることになったのです。

私が高校で犯した間違いは、野心のために判断を曇らせてしまったことです。私は、その時点では重要に思えたゴールのために、極端に走ってしまいました。自分の健康をひどく害していることを、理解していなかったのです。

プログラマとして、私たちはどれをとっても強力な、様々なゴールに向かって、不健康なまでに極端に走りがちです。職場から家に向かう途中でドライブスルーに飛び込んだり、毎日同僚とレストランで食事をしたり、あるいは昼食の時間もないためにオフィスでキャンディを取り出したりします。こういったいずれの場合でも、私たちは悪い習慣を身につけてしまっています。こうした習慣を修正したいのであれば、それらの習慣に気づくことが必要です。

本章では、ソフトウェア業界で私たちが直面する外部からのプレッシャーと戦うために、食事のルーチンを変化させる方法を学びます。体重増加の本当の理由を学び、うまくいくことが証明されている解決策を学びます。自分の食習慣をしっかり見つめ、最新の科学を用いて自分に適したダイエットの計画を立てましょう。 ...