
467
第6章 LAN のハッキング
ARPの仕組み
ARP(Address Resolution Protocol)は、IP アドレスから MAC アドレスを調べ
るプロトコルです。ARPで用いられるメッセージには4種類がありますが、重要
なのはARP 要求(ARP リクエスト)とARP応答(ARP リプライ)です。
ARP要求には、送信元IPアドレスと送信元MACアドレスが設定されていま
す。宛先 IPアドレスにはターゲット端末の IP アドレスを設定します(このIP アド
レスのMAC アドレスを知ることが目的)。そして、宛先MACアドレスにはブロー
ドキャストアドレス(FF:FF:FF:FF:FF:FF)を設定して送信します。これをARP
ブロードキャストといいます。すると、ブロードキャストなので、ネットワーク
内の全端末に届きます。
ARP要求を受け取った端末は、宛先IPアドレスが自分のIPアドレスと一致し
ていれば応答し、そうでなければ無視します。この応答に使われるのがARP応答
です。ARP要求を送った端末に対して、「その宛先IPアドレスは私です」と応え
ます。この ARP 応答の送信元MACアドレスには、応答する端末の MACアドレス
が入っており、ターゲット端末のMAC アドレスに合致します。
このようにARP 要求と ARP応答を通じて、宛先 MAC アドレスを特定できます
(図6-39)。
データ 46〜1,500バイト
Ethernetが運ぶデータ。上位のネ ...