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第2部 ハッキングを体験する
なお、技適マークを取得していない無線通信機器(無線LANアダプターを含
む)を日本国内で使用することは、電波法違反になる場合があります(*39)。ただ
し、受信のみを目的とした機器は対象外となります。また、日本国内向けの無線
LANルーターや無線LANアダプターの出力は基本的に10mWまでの制限がか
かっています(*40)。一方、海外には 1W(= 1,000mW)まで使える国もあり、こ
うした機器を日本国内で使用することは禁じられています。高出力の機器は、電
波暗室内の実験以外での使用を控えてください。
Kaliで無線LANアダプターを認識させる
Kaliで無線LANを攻撃するためには、Kaliが無線LANアダプターを認識しな
ければなりません。実機であれば、無線 LAN アダプターを装着するだけです。し
かし、ゲストOS の Kaliの場合は、仮想環境の特性を知っておく必要があります。
例えば、次のような状況を考えてみます。PCに USBの無線LANアダプターを
装着して、このアダプターで無線LANに接続します。仮想LANアダプターの割
り当てに「ブリッジアダプター」、名前に無線LANアダプターのドライバー名
(例:802.11n USB Wireless LAN Card)を指定したとします。この状態で Kaliを
起動しても、Kaliから見ると有線LANでネットワークに接続しているように見え
ます。実際には無線LAN アダプターで通信していたとしても、仮想マシンから見 ...