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第3部 ハッキング・ラボの拡張
LANにアクセスできる機会がほとんどないのであれば、インターネット上にある
サーバーへ定期的あるいは指令に応じてキャプチャデータをアップロードする仕
組みを設けます。
同時に、アップロード済みのデータはKali Piから削除するようにします。削除
しないと空き容量がどんどんなくなり、最悪Kali Piがハングアップしてしまいま
す。そして、通信に異常が発生して、Kali Piの存在が発覚するかもしれません。
Raspberry Piの活用例
小型かつバッテリー駆動可能、すなわち単体で動作可能という特徴を活かして、
パケットキャプチャを実現しました。世界中のRaspberry Pi愛好家は、他にも
様々な活用法を発表しています。ここでは、ハッキングという観点で、その活用
例の一部を紹介します。
罠AP を動作させ、防水加工して野外に設置する。
ハードウェアキーロガーにする。
ドローンやロボットに搭載して、ターゲットの近隣まで移動させる。例えば、障
害物があり、ターゲットの無線ネットワークまでアクセスできないという状況
がある。そのとき、中継器(増幅器)を備えたロボットで侵入すれば、電波の
届く範囲が伸びる(図9-18)。
さらにモバイルルーターを併用して、長距離の遠隔地から操作できる。4G対応
のドローンも登場している。これにより、自由にロボットを操作できる。
snoopy-ngフレームワーク(*11)を活用して、ドローンを制御しつつ、ターゲッ
トの情報をリアルタイムに収集できる。 ...