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第3章 ホスト OSの基本設定
ただし、Pythonプログラムの先頭にシェバン(*27)があるとき、pyはこれを優
先します。本書のように 2 系と3 系を混在させた場合、「#!/usr/bin/python」とい
うシェバンがあると、Python3が起動されます。Python2で起動したい場合には、
「#!/usr/bin/python2」に変更してpy コマンドを実行するか、明示的に-2オプショ
ンを指定してpy コマンドを実行します。
実行環境を切り分ける
こうしたサンプルを動作させるために、pipでパッケージをインストールします
が、これを繰り返しているとsite-packages配下に多くのライブラリが配置されて
しまい、場合によっては依存関係によりエラーが発生してしまうことがあります。
これを解決するために、仮想のPython環境を簡単に構築する方法を紹介しま
す。
Pythonには仮想の環境を管理するパッケージが用意されています。2系では
virtualenv、3 系ではvenv が使われます。いずれも同じような仕組みであり、使い
方も似ています。
● 基本的な仕組み
例えば、"python venv < 仮想の実行環境名 >" を実行すると、カレントディレク
トリに指定した環境名のフォルダーが生成されます。さらに、この中には "python.
exe"(起動に使うPython 本体)、site-package がコピーされます。
カレントディレクトリをこのフォルダーに移し、