17章フォトライブラリと画像のキャプチャ
ユーザーがアプリ「写真」を使ってアクセスしている写真とムービーが収められているものが、フォトライブラリです。クラスUIImagePickerControllerを使えば、アプリにこのライブラリの中を見るための「写真」のようなユーザーインタフェースを実装できます。また、Assets Libraryフレームワークを使用すれば、プログラムのコードから、フォトライブラリとその中にあるものにアクセスができます。UIImagePickerControllerはまた、該当ハードウェアを装備した機器でユーザーが写真やビデオを撮ることができる、アプリ「カメラ」に似たユーザーインタフェースを実装するのにも使用できますし、AV Foundationを使用すれば、さらに深いレベルでカメラのハードウェアを直接的に制御できます。
この章で取り扱うkUTTypeImage
などの定数を使用するには、アプリにMobileCoreServices.frameworkをリンクし、<MobileCoreServices/MobileCoreServices.h>
をインポートする必要があります。
17.1 UIImagePickerController
UIImagePickerControllerは、アプリ「写真」と似たナビゲーションインタフェースを提供するビューをもったビューコントローラ(UINavigationController)で、ユーザーはその操作画面でフォトライブラリ内のアイテムを選択できます。またそれとは別に、必要なハードウェアを装備している場合には、アプリ「カメラ」に似た、写真やビデオを撮るためのユーザーインタフェースを提供することもできます。iPhoneでは、通常、このビューコントローラを被提示ビューコントローラとして提示することになります。iPadの場合には、ポップオーバー内に表示します。被提示ビューコントローラとして表示しようとすると実行時例外が発生します(両機種対応アプリのコードの書き方に関しては、16章参照)。 ...
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