21章地図
あなたのアプリで、アプリ「マップ」のように、Google Mapsと通信して地図を使ったユーザーインタフェースを表示したり、地図上に注記やオーバーレイを配置したりできます。地図を表示するためのUIViewのサブクラス、およびAPIはMap Kitフレームワークで提供されています。MapKit.frameworkをリンクして、<MapKit/MapKit.h>
をインポートしてください。場所を経度と緯度で表示する場合にはCore Locationフレームワークも必要になります。CoreLocation.frameworkをリンクして、<CoreLocation/CoreLocation.h>
をインポートしてください。
21.1 地図の表示
地図は、UIViewのサブクラスであるMKMapViewによって表示します。この地図は世界地図の一部分が表示されているものと考えることができ、マップビューは通常、特定の地域を表示するように設定されます。MKMapViewのインスタンスはコードで生成することも、nibエディタを介して生成させることもできます。地図には種類(mapType
)があり、次のいずれかの値を取ります。
MKMapTypeStandard
MKMapTypeSatellite
MKMapTypeHybrid
地図の表示されるエリアを指定するのはプロパティregion
で、型はMKCoordinateRegionです。これは、領域の中心(マップビューのプロパティcenterCoordinate
)の経緯度で指定する位置(CLLocationCoordinate2D)と、経緯度の幅で指定する領域の範囲(MKCoordinateSpan)からなります。後者は地図の縮尺に相当します。MKCoordinateRegionのインスタンスの設定に便利なコンビニエンス関数があります。 ...
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