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前述の通り、2019年から 2020年にかけて最新の「ITIL 4」がリリースされま
した。では、ITILはなぜ今回バージョンアップしたのでしょうか? その背景を理解
することで、ITIL 4が重視しているポイントが見えてきます。
技術の進化が激しい現代において、ビジネスの世界では常に最新技術を採用しな
がら進化し続けることが求められています。これまでは、重厚長大なITシステムを
緻密に隅々まで設計して開発し、テスト工程を経たうえで数か月後から1年後、も
のによっては2 年や 3 年後にリリースするという進め方が一般的でした。
しかし、変化が激しい今、このような進め方では、リリースされたころには当初
の設計内容も使用している技術も既に古いものとなっていることが少なくありません。
よって、「今使いたい」をいかに迅速に実現していくかを追求することが重視される
ようになってきました。
スマートフォンやパソコンの普及率は年々増加しています。総務省「令和2年通
信利用動向調査の結果」によると、令和 2 年(2020年)にはパソコンの保有率は
70%以上、スマートフォンは 85%以上に達し、国民全体の IT リテラシーが向上し
てきました(図1-2)。さらに、学習指導要領の改訂に伴い、2020年度より小学校
から高校まで「プログラミング教育」が順次必修化されることになり、今後デジタル
ネイティブな世代がどんどん増えていくことは明白です。
これらの背景の中、ITをこれまで以上に活用して私達の生活をより豊かなものに
しよう ...