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「利害関係者の価値をドライブする(=DSV)」とは、サービスに関わる利害関係
者の誰もが、サービスを通して価値を得られるよう牽引していくことを指します。
従来は「顧客に価値を提供する」ことがサービスであるとされており、顧客にス
ポットライトが当たっていました。しかし、顧客だけに価値があっても、他の利害関
係者(サービス・プロバイダやサプライヤなど)にとって価値がなければ、そのサー
ビスは遠からず破綻してしまいます。
昨今はSDGsに代表されるように「持続可能性」への注目が高まっており、サー
ビスについても同じような観点が盛り込まれるようになりました。
ITIL 4では、サービスの利害関係者の代表的なものとして以下を挙げています。
・サービス消費者(ユーザ、顧客、スポンサ)
・サービス・プロバイダ
・パートナ、サプライヤ
・株主、従業員、コミュニティ等
もちろんサービスによって登場人物は変わりますが、顧客だけでなくサービス・プ
ロバイダやサプライヤ等、サービスを提供する側も含まれていることがポイントで
す。これらの利害関係者にとって価値があり、互いにWIN-WINの関係でいられるよ
うなエコシステムを作ることが、持続可能なサービスと言えます。第2 章で紹介した
SVS(サービスバリュー・システム)は、このエコシステムのコンセプトを表現し
ていると言えるでしょう。
サービスの価値を考える際に、「何を提供するか」と同じくらい重要な視点が、「ど
のように提供するか」です。それは、サービスの「有用性」に対する「保証」で表現 ...