● STEP 7-5
プリミティブ型/オブジェクト型と参照
JavaScriptで利用できる型はプリミティブ型、オブジェクト型に大別できます。ここではこれらの型について学びましょう。また、これらの型の特徴を理解するのに不変(Immutable)について理解していると良いので、その内容もこの中で扱います。
プリミティブ型
数値や文字列など、基本的な型のことをプリミティブ型と呼びます。ES6までのJavaScriptでは以下のようなプリミティブ型が定義されています。
●Number(数値)
●String(文字列)
●Boolean(真偽)
●Undefined
●Symbol(シンボル)
●Null
NumberやString、Booleanなどはお馴染みですね。Symbol※8は新しい型で、普段コードを書く際はあまり使わない人もいるでしょう。Null※9は少し特殊なので一番最後にあげました。
オブジェクトの型を判別するtypeof演算子を使ってそれぞれのプリミティブ型がどのように判別されるか書いてみました(リスト7-5-01)。ほぼ全てのプリミティブ型はそれぞれの型の名前の文字列を返してくれるのですが、nullだけはobjectと解釈されました。こちらが"null"という文字列を返さないのには歴史的な経緯があります。
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