2章演算子

「1章 変数」では、PHPの基本的な構成要素である、任意の値を格納するための変数について紹介しましたが、これらの構成要素は、それらをまとめるための何らかの「接着剤」がなければ意味がありません。この「接着剤」は、PHPで定義されている一連の演算子https://www.php.net/manual/ja/language.operators.php)です。演算子とは、ある特定の値に対して何をすべきかをPHPに指示する方法であり、具体的には、1つ以上の値を新しい離散的な値に変更する方法です。

ほとんどすべての場合において、PHPの演算子は1つの文字で表されるか、同じ文字が繰り返し使用されます。ごく一部のケースでは、演算子を英単語のリテラル表記で表すこともできます。これは、演算子の役割の曖昧さを明確にします。

本書では、PHPで使用されるすべての演算子を網羅するつもりはありません。各演算子の詳細な説明については、PHPマニュアル(https://www.php.net/manual/ja/)を参照してください。その代わりに、以降の節で最も重要な論理演算子、ビット演算子、比較演算子を取り上げ、より具体的な問題や解決策、例に取り組んでいくことにします。

論理演算子

論理演算子は、真理値表を作成し、基本的なand/or/notグループ分けの基準を定義します。表2-1は、PHPがサポートする文字ベースの論理演算子の一覧です。

表2-1 論理演算子

演算子名結果
$x && $yand(論理積)$xおよび$yがともにtrueの場合にtruetrue && true == true
$x || $yor(論理和)$xまたは$yの少なくともいずれか一方がtrueの場合にtrue ...

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