31章複数サブプロット
さまざまな視点のデータを並べて比較すると便利な場合があります。このために、1つの図(figure)の中に小さな軸(axes)のグループを配置するという、サブプロットの概念をMatplotlibは提供しています。これらのサブプロットは、はめ込み、プロットのグリッド、またはその他の複雑なレイアウトなどです。この章では、Matplotlibでサブプロットを作成するための4つの機能について説明します。まず、使用するパッケージをインポートします。
In [1]: %matplotlib inline import matplotlib.pyplot as plt plt.style.use('seaborn-white') import numpy as np
31.1 plt.axes:手作業によるサブプロット作成
軸を作成する最も基本的な方法がplt.axes
関数です。すでに説明したように、デフォルトでは図全体を埋める標準的なAxes
オブジェクトが作成されます。plt.axes
は、オプションの引数としてFigure
オブジェクト座標系の4つの数字のリスト([左(left), 下(bottom), 幅(width), 高さ(height)]
)を受け取ります。この値は、図の左下を0、図の右上を1で表します。
例えば次のコードは、x軸とy軸の位置を0.65(つまり、figure
の幅の65%と高さの65%から始める)に設定し、xとyの範囲を0.2(つまり、軸のサイズを図の幅と高さのそれぞれ20%)とする埋め込みの軸を作成します。図31-1がその結果です。
In [2]: ax1 = plt.axes() # 標準の軸 ax2 = plt.axes([0.65, 0.65, ...
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