35章Matplotlibを使った3次元プロット

Matplotlibは当初、2次元プロットのみを考慮して設計されましたが、1.0リリースの頃、Matplotlibの2次元機能の上に、いくつかの3次元プロットユーティリティが構築されました。その結果、Matplotlibは3次元データの可視化も行える(ある程度の制限はあるものの)利便性の高いツールとなりました。Matplotlibと共にインストールされるmplot3dツールキットをインポートすると、3次元プロットが有効になります。

In [1]: from mpl_toolkits import mplot3d

このサブモジュールをインポートした後では、軸を作成する際にprojection='3d'オプションを渡すと、3次元の軸が作成できます(図35-1を参照)。

In [2]: %matplotlib inline
        import numpy as np
        import matplotlib.pyplot as plt

In [3]: fig = plt.figure()
        ax = plt.axes(projection='3d')
軸のみの3次元プロット

図35-1 軸のみの3次元プロット

3次元軸を有効にすると、さまざまな3次元プロットの表示が可能となります。3次元プロットは、Notebookで静的に表示するよりも、対話的な表示で利便性が飛躍的に高まる機能の1つです。対話的な図を使用するには、%matplotlib inlineではなく ...

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