1章Reactの世界へようこそ
良いJavaScriptライブラリはどうやって測ることができるのでしょう? GitHubのスターの数でしょうか? npm
のダウンロード数でしょうか? はたまた、ツイートされる回数でしょうか? 皆さんはツールを選ぶときに何を基準に選びますか? また、使い甲斐があると感じるのはどんなときですか?
Reactが登場したとき、人々はまずその「良し悪し」について議論しました。そして多くの懐疑派が現れました。新しいものは、いつも叩かれる運命にあるのです。
そういった懐疑派に応えるため、Reactの開発チームのPete Huntは「Why React?」という記事を書きました。その記事は「とりあえず5分間、Reactを触ってみてください」という内容でした。彼は人々があれやこれや考える前に、まず手を動かしてReactを触ってほしかったのです。
5分触れば気づくでしょう。Reactは非常に小さいライブラリだということに。そして、それは小さいがために、皆さんがWebアプリケーションを実装するために必要なすべての機能を備えているはずもないことに。
5分触れば気づくでしょう。ReactではHTMLをそのままJavaScriptの中に記述できることに。そして、ブラウザで実行するには、webpack
のようなツールを使って前処理しなければいけないことに。
Reactの登場からもうそろそろ10年が経とうとしていますが、多くの企業がReactの良さを認め、導入しています。それというのも、彼らはみな、Reactを5分間触ってみて気づいたのです。Uber、Twitter、Airbnb等、多くの企業が、Reactを使えば品質の高いプロダクトを素早く実装できることに気づいたのです。結局それ以上に大事なことってありますでしょうか? ...
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