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リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック
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リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック

by Dustin Boswell, Trevor Foucher, 角 征典
June 2012
Beginner to intermediate content levelBeginner to intermediate
260 pages
2h 35m
Japanese
O'Reilly Japan, Inc.
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2章名前に情報を詰め込む

名前をつけるときには、それが変数であっても、関数であっても、クラスであっても、同じ原則を当てはめることができる。名前は短いコメントだと思えばいい。短くてもいい名前をつければ、それだけ多くの情報を伝えることができる。

[Tip]

鍵となる考え

名前に情報を詰め込む。

プログラムに使われる名前というのはハッキリしないものが多い。例えば、tmpなんかがそうだ。でも、sizegetみたいに一見すると問題がなさそうな名前であっても、情報が含まれていないことがある。

これから情報を詰め込んだ名前のつけ方を紹介する。本章は、以下の6つのテーマで構成されている。

  • 明確な単語を選ぶ
  • 汎用的な名前を避ける(あるいは、使う状況を選ぶ)
  • 抽象的な名前よりも具体的な名前を使う
  • 接尾辞や接頭辞を使って情報を追加する
  • 名前の長さを決める
  • 名前のフォーマットで情報を伝える

2.1 明確な単語を選ぶ

「名前に情報を詰め込む」には、明確な単語を選ばなければいけない。「空虚な」単語は避けるべきだ。

例えば、「get」はあまり明確な単語ではない。

def GetPage(url):
    ...

「get」という単語からは何も伝わってこない。このメソッドはページをどこから取ってくるのだろう? ローカルキャッシュから? データベースから? インターネットから? インターネットから取ってくるのであれば、 ...

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