June 2012
Beginner to intermediate
260 pages
2h 35m
Japanese
条件やループなどの制御フローがないコードは読みやすい。他の場所に飛んだり枝分かれしたりするのは複雑なので、コードがすぐにわかりにくくなってしまう。本章では、コードの制御フローを読みやすくすることについて説明する。
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鍵となる考え 条件やループなどの制御フローはできるだけ「自然」にする。コードの読み手が立ち止まったり読み返したりしないように書く。 |
以下の2つのコードはどちらが読みやすいだろうか。
if (length >= 10)
または、
if (10 <= length)
ほとんどのプログラマは最初のほうが読みやすいと言うだろう。それでは、以下の2つならどうだろうか。
while (bytes_received < bytes_expected)
または、
while (bytes_expected > bytes_received)
これも最初のほうが読みやすい。それはなぜだろう? どんな原則があるのだろう? a < bとb > aのどちらが読みやすいかなんて、どうやって決めるのだろう?
ぼくたちが便利に使っている指針を教えよう。
| 左側 | 右側 |
|---|---|
| 「調査対象」の式。変化する。 | 「比較対象」の式。あまり変化しない。 ... |