付録ASVGのために必要なXML
この付録の目的は、XMLについて紹介することです。SVG文書を何らかのグラフィックスユーティリティーに生成させるのではなく、直接記述したい場合には、XMLの知識が不可欠です。
すでにXMLの知識がある人は、この付録を読む必要はありません。そうでない人は、このまま読み進めてください。この付録で示すXMLの概要は、SVG文書を作成するためには十分以上のものです。XMLに関するさらに詳しい情報については、Erik T. Ray氏の『Learning XML』(邦題『入門 XML 第2版』オライリー・ジャパン)やElliotte Rusty Harold氏とW. Scott Means氏の『XML in a Nutshell』(邦題『XMLクイックリファレンス 第2版』オライリー・ジャパン)が参考になります。
この付録では、XML 1.0の正式な仕様を頻繁に参照していることに注意してください。この仕様は、SVGの範囲外のテーマについて詳しく調べるために役立ちます。また、XML 1.0の仕様に関して啓発的な説明を示してくれるTim Bray氏の『Annotated XML Specification』(http://www.xml.com/axml/testaxml.htm)と、Norm Walsh氏の『technical introduction to XML』(http://www.xml.com/pub/a/98/10/guide0.html)もお勧めします。
これらは最近の出版物でないことに気がついた人もいるかもしれませんが、驚く必要はありません。XMLは、長い歴史を持つ、確固たる標準規格なのです。
A.1 XMLとは何か?
XML(Extensible ...
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