Unityによるモバイルゲーム開発 ―作りながら学ぶ2D/3Dゲームプログラミング入門

付録BVisual Studio 2017 Communityによるデバッグの方法

鈴木 久貴●株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント

本付録は日本語版オリジナルの記事です。本稿ではVisual Studio 2017 Communityをスクリプトエディターとして使用した際のデバッグの方法について解説します。

Unity 2018.1のリリースは2018年5月2日のUnity Blog（https://blogs.unity3d.com/jp/2018/05/02/2018-1-is-now-available/）にて発表されました。これによるとUnity 2018.1から、macOSではMonoDevelopの代わりにVisual Studio for Macが配布され、WindowsではVisual Studio 2017 Community（以降、VS2017 Community）が配布されます。MonoDevelopは配布されなくなります。詳しくはUnity Blogの記事（https://blogs.unity3d.com/jp/2018/01/05/discontinuing-support-for-monodevelop-unity-starting-in-unity-2018-1/）を参照してください。

今後のアップデートを考えるとUnity 2017を使用している方でも、VS2017 Communityによるデバッグの方法は知っておいて損はありません。

B.1　VS2017 Communityのインストール

VS2017 CommunityはUnityをインストールする際のウィザードで、一覧から「Microsoft Visual Studio 2017 ...