8章ARの世界とのやりとり

今では仮想ゲーム世界の中に現実世界に基づいたプレイスが配置されていて、プレイヤーがそこを訪れて何かやりとりをすることが望まれています。本章で作成するゲームでは周囲にあるプレイスを訪れたプレイヤーに、捕獲したクッキングモンスターを売ってほしいと思っています。プレイスまたはレストランがプレイヤーの持っているコックのどれかを気にいると、買い取り料が提示されます。その料金が満足できるものであればプレイヤーは売却することもできますし、そうでなければそのまま立ち去ってもかまいません。ただしプレイヤーが料金を受け取るとコックはレストランに売られてしまい、そこのモンスターシェフになってしまいます。モンスターシェフのいるレストランはそのシェフが去ってしまうまで、他のコックを一切購入しなくなります。シェフはある期間がすぎるとレストランを去ってしまいます。

この章では周囲を探索するプレイヤーとプレイスとのやりとりを完成させることに焦点を当てます。それには新しくPlacesシーンを構築する必要があります。このシーンでプレイヤーはモンスターを売って、アイスボールなどのアイテムや経験値を集めることができます。そのためにはデータベースに新しいインベントリーアイテム、プレイヤーの経験値、レベルなどを扱うための新しいテーブルを追加して、プレイスの履歴を追跡する必要があります。またそれに合わせて小さな機能もいくつか追加します。それでは準備はいいですか? この章ではこれらの要素を手早く実現して、さらに次のような内容を学びます。

  • Placesシーン
  • Google Street Viewの背景
  • Google Places API photosを使用したスライドショー
  • 販売のためのUIを追加 ...

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