10章トラブルシューティング
開発者は皆、時として予期せぬ課題や問題に直面して開発が思うように進まなくなることがあります。その原因はわかりにくい構文エラーかもしれませんし、それよりもはるかに深刻でタチの悪いものかもしれません。いずれにしても、開発者はツールを駆使して問題を乗り越えていく必要があります。本章では、Unityのモバイル開発者が利用できるさまざまなトラブルシューティングツールを紹介し、これらの使い方を学びます。その後に、とりわけ難しい問題に直面した際に利用できるいくつかの特別なツールに絞って、さらに詳しく見ていきます。もちろん、問題をトラッキングしたり、問題の発生を未然に防止したりする方法もカバーします。そして本章の最後には、本書のすべての章を通して遭遇する可能性がある問題の解決に役立つリファレンスを用意しました。本章で扱う主なトピックは次のとおりです。
- [Console]ウィンドウ
- コンパイラエラーと警告
- デバッグ
- リモートデバッグ
- 高度なデバッグ
- ロギング
- CUDLR
- Unity Analytics
- 章別の問題と解決方法
本書のいずれかの節を読み飛ばしていて、何らかの問題が原因で先に進むことができない場合は、本章の最後にある「10.9 章別の問題と解決方法」をご覧ください。
10.1 [Console]ウィンドウ
何らかの問題が発生したときは、まず[Console]ウィンドウを開くところから始めることになります。メニューから[Window]→[Console]を選択すると、エディター内にドッキングされた[Console]ウィンドウが表示されます。好みや経験によっては、常に[Console]を表示させたままにしておく人もいますが、いずれにせよ、何かうまくいかないことがあるときにまず初めにチェックする場所になるはずです。 ...
Get UnityによるARゲーム開発 ―作りながら学ぶオーグメンテッドリアリティ入門 now with the O’Reilly learning platform.
O’Reilly members experience books, live events, courses curated by job role, and more from O’Reilly and nearly 200 top publishers.