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プロジェクト会計

プロジェクトを会計単位として処理を行う

プロジェクト別の費用管理を行うためのプロジェクト会計

 プロジェクト会計とは、プロジェクトに関わる費用をプロジェクト別に集計することで、個々のプロジェクト費用の発生状況を把握する仕組みです。

 企業においては、通常は部門ごとに費用を把握します。しかし、企業の活動の中には部門とは別に費用を把握したい場合があります。たとえば、試験研究にかかった諸費用を部門別に計上すると個々の試験研究にかかった費用が全体でいくらなのかを把握することが困難になるので、試験研究の単位ごとに把握して管理したい場合などです。

 そのため、会計システムにおいて、部門とは別にプロジェクトという集計単位を設け、そのプロジェクトに個別の試験研究の単位ごとの費用を集計することで試験研究の費用を管理しやすくします。そのプロジェクトに関わる会計処理を行うのがプロジェクト会計です。

 プロジェクトの会計処理は企業によりさまざまな方法が採用されます。また、プロジェクト会計自体も会計システムによってさまざまな機能が実装されています。

プロジェクト会計で費用をプロジェクト別に集計する

 プロジェクト会計の機能でプロジェクトを費用に集計するには、費用発生の会計伝票で部門ではなくプロジェクト番号を指定します。

取引1

 8月3日にプロジェクト番号A121の試験研究のために検査器具100,000円を購入した(備品消耗品費で計上)。また、同時に外部に委託した機能試験作業150,000円について内容を確認の上で受入検収した(外部委託費で計上)。

 本例では仕訳データにプロジェクト番号を指定することで、試験研究ごとの費用を明確にしています。このような処理は、試験研究以外にも、広告キャンペーンや各種の社内プロジェクトの費用の把握に有効です。 ...

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