付録A開発者インタビュー:マイクロフロントエンドとの向き合い方
本書を通じて、マイクロフロントエンドとは何か、マイクロフロントエンドアーキテクチャをどのように構築するか、このパラダイムの社会技術的なインパクトは何かについて述べてきました。「1章 フロントエンドのいま」で説明したように、多くの企業がさまざまな方法でマイクロフロントエンドを実運用に導入しています。
私はマイクロフロントエンドの用途の広さを共有すべく、組織でマイクロフロントエンドを導入している業界のプロフェッショナルたちにインタビューしました。以下は、テックリード、アーキテクト、開発者が、マイクロフロントエンドプロジェクトにおける開発課題を共有するインタビューです。
どうぞお楽しみください。
ニミシャ・アスタギリ(Nimisha Asthagiri) edXチーフアーキテクト
──自己紹介をお願いします。
edXのチーフアーキテクト、ニミシャ・アスタギリです。次世代の大規模オンライン学習用に設計されたアーキテクチャを実装するための戦略的イニシアティブを積極的に推進しています。2014年にedXに入社して以来、分散コンピューティングとスケーラビリティの問題に膨大な時間を費やしています。現在は、モノリシックアーキテクチャの調整、将来的な学習のためのプラットフォームの再設計、健全な設計原則と実践に関するedX開発コミュニティの連携に注力しています。
インスピレーションを与え、生活を向上させる手段としての教育に情熱を注いでいます。なお、edXは、教育と学習のためのグローバルな非営利のオープンソースプラットフォームです。
──マイクロフロントエンドとの関わりは?
2年前、edXはフロントエンドとバックエンドを切り離したアーキテクチャの再構築に着手しました。既存のプラットフォームでは、フロントエンドの開発はあまりにも苦痛で、あまりにも遅かったことが理由です。 ...
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