用語集

この用語集には、ビットコインおよびライトニングネットワーク関連の用語の多くが含まれています。これらの用語は本書で使っているものであるため、クイックリファレンスとして使ってください。

bech32
確実なエラー検出で知られる汎用的なチェックサムベースのbase32エンコーディングフォーマット。元々はSegWit出力(BIP-173)のアドレスフォーマットとして開発されたものだが、ライトニングインボイス(BOLT #11)のエンコーディングにも使われている。SegWitアウトプットのバージョン0(P2WPKHとP2WSH)がbech32を使うのに対し、SegWitアウトプットの上位バージョン(Pay-to-Taproot、P2TRなど)はbech32m(BIP-350)を使う。bech32mアドレスは、アドレスが「bc1」で始まることから「bc1」アドレスとも呼ばれる。SegWitアウトプットは古いアドレスよりもブロックスペース効率がよいため、そうしたアドレスの所有者にとってトランザクション手数料の節約になることがある。
BIP(Bitcoin Improvement Proposal)
ビットコインコミュニティのメンバーがビットコインを改良するために提出しているプロポーザル。たとえば、BIP-21はビットコインのURI(Uniform Resource Identifier)スキームを改良するためのプロポーザルである。BIPはGitHubリポジトリ(https://github.com/bitcoin/bips)で確認できる。
BOLT(Basis of Lightning Technology)
ライトニングネットワークの公式仕様。リファレンス実装がプロトコルの仕様も兼ねているビットコインとは異なり、さまざまなライトニングネットワーク実装がBOLTに従うため、それらをつなぎ合わせて1つのネットワークを形成できる。GitHub( ...

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