March 2024
Intermediate to advanced
256 pages
2h 51m
Japanese
私たち著者はどちらも、アジャイル(またはリーンやDevOps)チームが不安を抱えたまま成功したところを見たことがありません。不安は変革の最大の阻害要因の一つなのです。組織の不安の対象は多岐に及ぶでしょう。エラーや失敗、間違った製品を作ってしまうこと、上司を失望させてしまうこと、リーダーシップの欠如を露呈すること、その他多くの災難などです。対象が何であれ、不安があるとチームは麻痺し、創造力を働かせて協力しあうことができなくなるのです。不安の強い従順なチームは考えることを求められないテイラー主義的な工場に適しています。しかし、工場を飛び出して協力的でパフォーマンスの高い組織文化を機能させるためには、前章で論じた信頼だけではなく本章で扱う心理的安全性も必要なのです。
今から紹介していく手法に従えば、あなたは自分自身の不安を明らかにしたうえで他の人の不安も突き止めて理解し、不安を乗り越える対話をリードしてあらゆる不安を軽減できるようになります。これらのテクニックはどんな人にも役に立ちます。部門横断的な試みをしようとしてもことごとく抵抗されてしまうCTO、チームに新しいメッセージングパターンを試す勇気を持たせたいと切望しているシステムアーキテクト、新しいユーザージャーニーを提案したいけれど不評を買いそうだと恐れているデザイナーなど。この章では、あなたやチームの不安に対して自己開示し、それを軽減する方法に関心を持つことについて学びます。
これらのテクニックをマスターすると、次のことができるようになります。