お客様の声

最先端の技術情報や生産性の向上は、企業のビジネスを成長させるための重要な要素です。技術チームのスキルや生産性を向上するために、トレーニングプログラムの戦略について、他社の経験を参考にしてみてはいかがでしょうか。

今回は、トレンドマイクロ株式会社の製品開発本部ディレクターの本田様とDevOpsプラットフォームサポート本部ローカルSRE部 部長兼コンシューマテクニカルサポート部 部長の野末様を招いて、オライリーのプラットフォームを使用していただいた経験を共有していただきます。

本田祥子 氏
トレンドマイクロ株式会社 / 製品開発本部ディレクター

日本の製品開発部門の責任者をしています。日本の製品開発部門では、製品や新規機能の開発、他リージョンで開発している企業向け製品の主に日本顧客向け保守サポートの提供、そして、主に個人向け製品の日本語版ローカライズを実施しています。企業ユーザ、個人向けユーザの双方に直接的・間接的にかかわっていることになります。

野末武志 氏
トレンドマイクロ株式会社 / DevOpsプラットフォームサポート本部ローカルSRE部 部長兼コンシューマテクニカルサポート部 部長

トレンドマイクロではサービスの信頼性向上のため、近年はグローバル全体でSaaS製品を主な対象として、SREを導入しています。2022年1月には正式に日本のSREチームが発足し担当サービスを順次拡大しており、私はこの部門の責任者をしています。

ー2017年から御社に弊社のプラットフォームを利用していただいています。よろしければ、その際に弊社のサービスを導入していただいたきっかけを教えていただけませんか。

(本田様)

トレンドマイクロには昔から人事部提供の自己成長のための学習制度がありました。個人にグレードに応じたポイントが人事から与えられ、そのポイントを使い各社員がマネージャと相談のもと自分が必要と考える外部研修などを選んで学習することができるというものです。英会話や、ロジカルシンキング、プレゼン手法といった部門によらないものも、技術的な研修も含まれています。ありがたい制度ではありますが、残念ながら技術的な内容は最新のものがあまりカバーされていなかったようなところもあり、特に製品開発本部では、多くの人は英語の学習やTOEICのテスト以外で使用するものがない状態でした。最新技術をメンバーが学ぶために提供できるものはないか、またこの学習制度で余る予算があるなら、代わりにそこに投資できないか?と考え始めたのが最初のきっかけです。その調査の中、海外の記事で当時はSafari Onlineと呼ばれていた O’Reilly Onlineについての記述を見つけたのがきっかけです。

ーその当時、オライリーが解決できるかもしれないと考えた課題はありましたか。

(本田様)

課題として感じていた、最新技術に関する学習を促す場所になるだろうと感じました。私個人もほかのメンバーも、O’Reillyさんの技術書にはお世話になっていましたし、当時の業務はWindows製品の割合が高かったため、Microsoft PressといったO’reilly以外の出版社が発行した技術書も網羅されていたことも魅力的でした。

また、書籍購入に関するコストや悩みについても解決してくれると感じました。たとえば、技術的な課題や問題、または学習のため、特定の技術書に書かれた、一部内容だけを改めて確認したいというような場面は、そのドメインの技術・知識が一定以上あるエンジニアにはよくあることかと思います。それまでは会社負担にしろ、自費にしろ、そういった本を実際に読んでみないと期待していた内容が含まれているか、また買う価値があるかわからず、かといってそういった場面すべてで本を買っていくわけにもいかないので、吟味や調査に余計に時間がかかるようなことも、実体験としてありました。メンバーとしてもこういった状況で経費で書籍を買っていいものか、言いだしにくい状況だと思います。プラットフォーム上のコンテンツすべてに追加費用なしでアクセスできるようになれば、少なくてもそこにある本については、コストなどを考えず、また知りたいところだけピックアップして調査も可能となるため、この点でもよい効果があると考えていました。

ーでどのように弊社のサービスを利用していただいているかを教えていただけませんか。例えばどちらのチームが弊社のサービスを利用していただいているか、どのような状況で利用していただいていますか。

(本田様)

私の部門では、基本は自主学習や業務で必要となった情報を調べるために書籍を利用するメンバーが多いです。プログラミングやクラウドなどの技術だけでなく、私のように目標設定のようなチームマネジメントなどに関するコンテンツなどにも手を出していることもあります。私が先ほど課題の部分で説明したような、わからないことがあった時に特定の項目だけを拾い読みするような使い方も多いようです。モバイルアプリを使って移動時間中や、自宅などで活用している方もいます。チームでの勉強会のテーマを選ぶときにも利用していますね。また、最近ではライブイベントに参加したり、昨今拡充されている動画なども活用が増えています。

組織のレベルではPlaylistの機能を利用しています。たとえばSecure Codingやマネージャ向けコンテンツといったテーマにそって、学習コンテンツをまとめ、共有するのに使っています。ここはもう少し活用を進め、新入社員のオンボードなどにももっと活用していきたいところです。

(野末様)

私の部門での特徴的なサービス利用方法としては、主に3つになります。

① 新しいトピック情報を入手するため、気軽にEarly releaseの本を読む

② 検索して関連している文書を片っ端から読むことができる、関連トピックだけ読む。 *良質なコンテンツに対して ザッピング的な使い方ができる(書籍購入だとお金がかかるし、読んでみて微妙だったら次の類似コンテンツという使い方はしづらい)

③ AWS・AzureのSandboxなど書籍以外でコマンド練習やOutput確認など疑似オペレーションに使う

また、何かコンテンツを読んだ後は、学びを文字に起こしてチーム内に展開する試みを行っています。具体的には、「本書のテーマ」「学習のまとめ」「感想」「概要(コンテンツに書いてあることの要所)」をあえて文字で書いてもらって、チーム内に共有して頂いています。私は毎回このコンテンツを読むのが楽しみです。

ー弊社のサービスを利用していただいた後、チームは、技術的な問題を解決する能力が向上しましたか。または、今までなかった方法を学習することができましたか。

(本田様)

よい方向へ促したという意味では、以前から新しいことを学ぶことが好きなメンバーは多かったですが、自分の普段の業務にあまり関係しない分野も含め、少し時間ができたら興味がある分野の知識を身に着けてみよう、という動きがさらに出たように思います。追加コストを考えずに好きなタイミングで好きなものを選んで学習できる環境があることの良さだと考えています。雑談の中でメンバーが O’Reilly Onlineで読んだ私の知らない書籍を紹介してもらって、それが私の仕事の参考になったということもありました。組織全体での視野を広げるのにも一役買ってくれていると思います。

(野末様)

今までなかった方法という観点ですと、もともと私の部門では図書費を確保していて、エンジニアが何か学びたいときに本を買ってそれを皆さんで回し読みする文化がありました。ただコロナ禍でリモートワークが進み、従来のように会社で皆が集まって仕事をする機会が限定的になり、本を購入してそれを皆で交代で読んでいくような機会が減っていたので何とかしたいと思っていました。そんな時にオンラインで多くの書籍を読めて、動画もあって、ハンズオン環境もあるオライリーさんに出会うことができまして、リモートワーク環境下での新しい学び方、学びの共有体験を部門として得ることができました。ありがとうございます。

貴社には、弊社のサービスを5、6年使っていただいています。その間に、弊社のサービスの利用の仕方は、何か変わりましたか?もし、変わったことがあれば、具体的に教えていただけますか。

(本田様)

契約当初は基本的には書籍がほとんどだったかと思いますが、先ほどお伝えした通りインタラクティブなコンテンツの拡充などプラットフォーム側の変化もあり、そうした新しいタイプのコンテンツやカンファレンスへの参加は増えたと思います。また、使用するチームや業務内容の変化も受けて、参照しているコンテンツの内容の幅も広がっているように思います。

また、契約当初はなかった日本語版のコンテンツも最近増えていますので、英語に苦手意識があるメンバーでもより活用しやすくなっていると感じています。特に基礎的な内容や良著は日本語版の登録を今後も進めていただけたら嬉しいです。

ー最後に何かお伝えしきれなかったことや、参加者様にメッセージはありますか。

(本田様)

変化が激しい時代ではありますが、新しい技術やベストプラクティスなどをタイムリーに学び続け、引き続き、お客様に価値ある製品を提供することに貢献していきたいと思っています。O’Reillyさんにはそのためにも今後も素晴らしいコンテンツやサービスを提供しつづけていただきたいと願っております。本日はどうもありがとうございました。

■トレンドマイクロ株式会社について

トレンドマイクロは、「デジタルインフォメーションを安全に交換できる世界の実現」の実現に向け、継続したイノベーションに取り組んでいます。デジタル技術の進歩によるITインフラやユーザの行動様式の劇的変化に対応しながら、ビジネスリスクの1つでもあるサイバーリスクからデジタル世界を保護します。具体的には企業向けおよびコンシューマ向けに様々なセキュリティ製品やサービスを提供しています。