7章すべてをまとめる
少しばかり間を置きましょう。前の3つの章は長くて濃い内容でした。アプリケーションを接続するためのデータ流通と統合パターンについて学びました。深く入り込み、さまざまなアーキテクチャを管理するためのさまざまなパターンと検討すべき事項について議論しました。また、データと統合の両方を管理するための、より包括的なアプローチについても学びました。
ここからは、すべてをまとめて、アーキテクチャ全体の管理について説明します。まず、クロスドメインにおける相互運用性、データ流通、アプリケーション統合について簡単に復習します。その後、統合パターンを選択する際の評価基準、どのような組み合わせが可能か、ある特定の状況で最も効果的なのは何かなど、さまざまなテーマについて説明します。ドキュメント化、設計、ガバナンス、メタデータ管理、セキュリティなどのベストプラクティスには重なる部分が多いことがおわかりいただけるでしょう。次に、少し趣向を変えて、どのようにインスピレーションを与え、やる気を起こさせ、変化を導くかを探ります。まず、クロスドメインの境界を正しく管理する方法から始め、具体的なソリューション設計について議論します。そして、発見や意味論的一貫性を追求する方法や、このようなアーキテクチャの移行においてチームを適切に導く方法について見ていきます。最後に、組織の変革について考察します。ドメインチームとプラットフォームチームはどのように相互協力すべきなのか、そしてそこからどのようなことを学ぶことができるのでしょうか。この章が終わるころには、大規模なデータ流通と統合のランドスケープを管理することの意味をしっかりと理解しているはずです。データ管理の領域を増やしてランドスケープを拡大する際には、このような知識が重要になります。 ...
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