9章フィードバックとアフォーダンス
- フィードバックのパターン
- Error Message、Confirmation、System Status
- アフォーダンスのパターン
- Tap、Swipe/Flick、Drag
9.1 フィードバックのパターン
User Experience Professionals Associationは「Principles for Usable Design」(http://www.usabilitybok.org/principles-for-usable-design)の中で、正しくデザインされたユーザーインタフェースは適切で明確なフィードバックを提供するべきとしています。そうすれば、ユーザーは自分が行ったアクションの結果を理解でき、システム内で行われている処理についてもわかると述べられています。古い映画のキャッチコピー†1を借りるなら、これは「フィードバックとは決して聞き返させないこと」とでも言い換えられるでしょう。
[†1] 訳注:蛇足ですが、『ある愛の詩』での「愛とは決して後悔しないこと」を指すと思われます。
フィードバックにはさまざまな種類があります。シンプルなプログレスインジケーターや確認のメッセージだけでなく、より高度なアニメーションや表示効果も考えられます。ここでは、モバイル向けのフィードバックでのパターンについて紹介してゆきます。
9.1.1 Error Message(エラーメッセージ)
エラーメッセージにはプログラムのコードを含めず、通常の言葉を使って問題を適切に表現するべきです。そして、建設的な解決策を示すべきです。SoundwaveやPandoraのように、画面内でエラーメッセージをよく目立つように表示するというのがベストプラクティスです(図9-1)。一方、Square ...
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