10章ヘルプ
- パターン
- How-To、User Guide/Help System、FAQ、Feature Tour、Tutorial、Contextual Help、Capture Feedback
優れたモバイルアプリであれば、容易に学習でき短期間で使いこなせるようになるものだと考えられがちです。だからと言って、デザイナーや開発者はアプリへの理解をユーザー任せにしてはいけません。
モバイルストラテジストMichael Maceは、VentureBeat.comへの投稿の中でオンボーディングの際の放任主義に警鐘を鳴らしています。彼は「モバイルアプリの開発者はユーザーが途方に暮れると仮定し、そこから自然に立ち直るための道筋を提供しなければなりません。とても簡単な機能でさえも、ユーザーは利用できるようになるために苦労しなければならないということが多々あります」と述べています。
もちろん読者は自身のアプリをよく理解しているはずですが、それはデザインやコーディングに長い期間をかけたからです。ユーザーにとってもそのアプリが直感的だと決めつけてはなりません。この章で紹介するヘルプのパターンに従い、ユーザーを正しく導けるようにしましょう。
1つのパターンだけを適用するだけでは、おそらく不十分です。成功を収めたアプリの多くでは、誘導やヘルプのパターンを複数組み合わせています。こうすることによって、ユーザーがアプリの機能を発見しやすくし、アプリを最大限活用できるようにしています。例えばWazeでは、ツアーと動画によるハウツーそしてインタラクティブなFAQが用意されています(図10-1)。 ...
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