16章ツイストペアケーブルとコネクタ
ツイストペア水平ケーブルセグメントを構築するときに使用するケーブルとコンポーネントは、ツイストペアイーサネットメディアシステムすべてをサポートするように設計されているANSI/TIA-568-C構造化ケーブリング規格に基づいている。仕様は15章で説明したとおりである。
本章では、ツイストペアケーブルセグメントがどのように配線されるかを示すと共に、一般的に使用されるコンポーネントを説明する。水平ケーブルセグメントを自ら構築する立場になくとも、知っておいても損はないだろう。ケーブルセグメントで用いられているコンポーネントやケーブリングの規格を理解しておけば、ケーブリングシステムが適切に構築されているかを確認できるようになる。ケーブリングシステムをいじれるようになれば、ネットワークのトラブルシューティングで大いに役立つことであろう。
ツイストペアケーブルセグメントの各種のコンポーネントを取り扱う節に続いては、ツイストペアパッチケーブルにRJ45型コネクタを取り付ける方法を説明する。末尾では、ツイストペアケーブルについて、システムで必要となるクロス配線も含めて、3種類のツイストペアイーサネットメディアシステム固有の話題で本章を締めくくる。
16.1 水平ケーブルセグメントのコンポーネント
配線室からワークエリアへと伸び、イーサネットスイッチとステーションとを接続するのが水平ケーブルセグメントである。構造化ケーブリングシステムで最もよく使用されるケーブルセグメントのタイプである。水平ツイストペアセグメントの構築に用いられるコンポーネントと仕様は、次のとおりである。
- ツイストペアケーブル
- 8極コネクタ
- 4組のケーブルを配線する方法
- 8極ジャックを挿し込む先のモジュラパッチパネル ...
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