4章基本的な用語と概念

効果的なdevopsのためのしっかりとした基礎を作るには、いくつかの重要な用語と概念について説明しておく必要がある。読者がよく知っているものもあるだろう。なぜなら、ソフトウェア工学の歴史のなかで言及されているものも多く、いろいろなソフトウェア開発手法を経験していれば知っているものだからだ。

ソフトウェア工学の歴史のなかでは、ずっとソフトウェアの開発と運用のプロセスを改善し、楽にするための手法が議論されてきた。どの手法も仕事をフェーズに分割し、それぞれのフェーズでは別々の作業をするものだった。しかし多くの手法はある問題を抱えている。開発プロセスだけを重視してしまって、運用の仕事とは切り離してしまい、その結果チーム間で矛盾する目標を目指してしまうというものだ。そして、開発以外のチームに特定の手法に従うことを強制すると、チームの仕事がその手法のプロセスや目標に合わないときには怒りや不満を生むことにもなる。しかし、さまざまな手法がどのように機能し、どのような効果が得られるかを理解すれば、この摩擦を理解し、緩和するために役立つ。

[重要]

devopsは、特定の手法を禁止するほど厳格に定義されているわけではない。devopsは、アジャイルシステム管理や開発と運用の協力を支持する実践者たちによって生まれたものだが、実際にどのようなことをしたのかは環境ごとに異なっている。devopsの重要な部分とは、いろいろなツールやプロセスを評価して、自分の環境にとっていちばん効果的なものを見つけられることである。私たちは本書全体を通じて、これを繰り返し示していく。 ...

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