付録BGoの最新情報を知るための情報源
Goに限らずですが、どのプログラミング言語も少しずつ改良され、機能が増えたり、それにより新しい書き方が増えて以前の書き方が非推奨になったりします。
Goは比較的文法の進化は穏やかですし、1.xの間は後方互換性を守るポリシーを打ち出しているため、以前書いたコードが動かなくなることはまれですが1が、推奨の書き方が変わることがあります。検索すると古いドキュメントも出てくるかもしれませんが、特に近年では次の2つの機能が導入されたことで書き方や使い方が変わりました。このような変更もあるので、ネットにアップロードされる最新情報へのアクセス方法を知っておく
Go 1.7で導入された
context
パッケージGo 1.12で導入されたgo modのパッケージ管理
ここでは、最新の情報にキャッチアップするおすすめの情報源をざっと紹介します。情報はGo 1.16時点でのものになりますが、多くの情報源ははるか以前からも変わらず利用されてきていますので、今後も使われ続けるでしょう。
- 1
前述の構造体のフィールド名省略は前方互換性を失わせる数少ない落とし穴です。
B.1 信頼できる情報源
まずは公式サイトのドキュメントです。一次情報にあたる、信頼性がもっとも高いドキュメント群です。
Standard Library: https://pkg.go.dev/std
Go Release Note: https://golang.org/doc/devel/release.html
Standard Libraryは標準ライブラリのリファレンスです。Goは他の言語よりも標準ライブラリでカバーされている範囲が広く、標準ライブラリのお世話になることが多くなります。このページは頻繁に見ることになるでしょう。リリースノートは新バージョンで導入される新機能などの変更点が書かれるものです。毎年2月と8月の新バージョンリリースに合わせて公開されます。リリースノートの有志による翻訳はQiitaなどに上がります。 ...
Get 実用 Go言語 ―システム開発の現場で知っておきたいアドバイス now with the O’Reilly learning platform.
O’Reilly members experience books, live events, courses curated by job role, and more from O’Reilly and nearly 200 top publishers.