6章REST形式でデータや機能を公開する
前の章で作成したサービスでは、Twitterからツイートを読み込み、この中から投票のツイートを抜き出してカウントし、その結果をMongoDBのデータベースに格納しました。調査項目の追加や投票結果の確認には、MongoDBのシェルが利用されていました。我々のシステムを利用するのが自分たちだけなら、このアプローチでも十分です。しかし、我々がこのプロジェクトを公開した場合についても考えてみましょう。サービスを利用するためにはユーザーがMongoDBのインスタンスに直接アクセスしなければならないというのは、まったくのナンセンスです。
そこでこの章では、REST形式に基づいてデータと機能を公開するサービスを作成します。そして、このAPIを利用するシンプルなWebサイトも用意します。こうすれば、調査を作成しその結果を知りたいユーザーは我々のWebサイトを利用することもでき、我々のWebサービスを利用して自分でアプリケーションを作成することもできます。
この章で作成するコードは、5章でのコードに依存しています。5章をまだ読んでいない読者には、先に読んでおくことをおすすめします。特に、実行環境のセットアップに関する説明はこの章でも引き続き有効です。 |
具体的には、この章では以下のような点について学びます。
http.HandlerFunc
型をラップし、HTTPリクエストを処理するためのシンプルで強力なパイプラインを定義する方法- HTTPハンドラの間でデータを安全に共有する方法 ...
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