6章GraphQLクライアントの実装
GraphQLサーバーを構築し終わったので、次にクライアント側のGraphQLを準備しましょう。簡単に言えば、クライアントはサーバーと通信する単なるアプリケーションです。GraphQLは柔軟なので、クライアントを構築するための決まりは特にありません。Webブラウザ上で動作するアプリを作成してもかまいませんし、スマートフォン上で動作するネイティブアプリを作成してもかまいません。冷蔵庫のスクリーン上で動作するGraphQLサービスを作成したってよいのです。また、どのような言語を使用しても問題ありません。
HTTPリクエストを送信することさえできれば、クエリとミューテーションを送信できます。どのようなクライアントでもサービスからデータを受け取ることさえできれば、自由にそのデータを利用できます。
6.1 GraphQL APIの利用
まずは、GraphQLエンドポイントにHTTPリクエストを送ってみましょう。「5章 GraphQLサーバーの実装」 で作成したサーバーで試すので、サービスがローカルマシンのhttp://localhost:4000/graphqlで動作しているか確認してください。これらのサンプルはすべて本書のリポジトリ(https://github.com/MoonHighway/learning-graphql/tree/master/chapter-06)からリンクされているCodeSandboxでも動作を確認できます。
6.1.1 フェッチリクエスト
「3章 GraphQLの問い合わせ言語」 で説明したとおり、GraphQLサービスにリクエストを送信するためにcURLを利用できます。以下のような値を指定するだけです。
- クエリ —— ...
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