2章初めてのJavaScriptアプリ

何かを学ぶのに、一番よいのは「とにかくやってみること」というケースは多いものです。というわけで、この本でもまずは単純なアプリケーションを作ってみましょう。この章のポイントはJavaScript(JS)の「雰囲気」をつかんでいただくことです。すべての説明を理解する必要はありません、リラックスして読み進めてください。この章を読んで、「こんなこともできるんだ。やってみたい」と思っていただくのが、この章の目的です。この本1冊を読み終える頃には、この章の内容をすべて細かく理解できるようになるでしょう。

[Tip]

プログラミングを学ぶ人にとっての大きなフラストレーションのもとは、コンピュータの「融通の気かなさ」でしょう。人間なら適当に解釈してくれるようなところでも、コンピュータは杓子しゃくし定規に解釈して、どんなに小さな文法的なエラーでも、曖昧さでも許してはくれません。大文字小文字の区別、キーワードのスペルミス、単語の順番、「.」と「,」や「:」と「;」の区別など、すべて厳密に規則に従う必要があります†1。この章で何か問題が生じてプログラムが動かなくなってしまったら、すべてを本に書いてあるとおりそのまま入力したかどうかをもう一度確認してください。そのうちだんだん意味がわかってくると楽になってきますが、しばらくの間は、厳密に本に書いてあるとおりに入力してください。

すべてのプログラム例はこの本のサポートページ(http://www.marlin-arms.com/support/ljs3/ ...

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