6章関数
「関数(function)」は文が集まったもので、プログラムを構成する部品の役割をする「サブプログラム」と考えることができます。JavaScriptにおいて、関数はとても重要な役割を果たしますが、この章ではその基本的な機能や使い方を紹介します。
すべての関数は「本体(body)」をもちます。本体には通常は複数の文が書かれます。
例を見てみましょう。
function sayHello() { // 関数の本体は「{」で始まる console.log("Hello world!"); console.log("こんにちは、世界!"); console.log("¡Hola mundo!"); console.log("Hallo wereld!"); console.log("Привет мир!"); } // 「}」で終わる sayHello(); // 関数が呼び出され、コンソールに「Hello, World!」がいろいろな言葉で表示される
上のプログラムの「function sayHello() {
」から「}
」までが関数の「宣言」で、これにより関数sayHello
が定義されます。そして一番下のsayHello()
が関数の「呼び出し」で、これにより関数の本体に書かれた文が実行されます。
関数の名前を書いて定義された文の集まりを実行することを、関数を「呼び出す」「呼ぶ」「実行する」「起動する」などと言います。いずれも基本的には同じ意味で使われます。 ... |
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