4章式と演算子

この章では、JavaScriptの式と、式の中で使われる演算子について学びます。JavaScriptインタプリタが評価して値を生成できるものをと呼びます。プログラム中に埋め込まれた定数は、非常に単純な式の例です。変数名も単純な式の1つです。評価すると、変数に代入された値になります。単純な式を組み合わせて複雑な式を構成できます。例えば、配列にアクセスする式は、評価すると配列になる式の後に、開き角括弧、評価すると整数になる式、閉じ角括弧を記述します。そして、この新たに作成された複雑な式を評価すると、指定された配列の、指定されたインデックスに格納された値になります。同じように、関数呼び出しの式は、評価すると関数オブジェクトになる式と、関数の引数として使われる式から構成されます。

単純な式から複雑な式を構成するときに使われるのが演算子です。演算子は、オペランドの値を組み合わせて評価し新しい値を生み出します。オペランドは2つの場合が一般的です。乗算演算子*は単純な例です。x * yという式は、xyという式の値を評価して、新しい値を生成します。話を簡単にするために、演算子が値を「評価する」と言う代わりに、演算子が値を返すと言う場合もあります。

本章では、JavaScriptのすべての演算子について説明します。また、配列のインデックス指定や、関数呼び出しなど演算子を使わないような式についても解説します。C形式の構文を使うプログラミング言語に馴染みのある方であれば、JavaScriptの式や演算子の大部分についても違和感はないでしょう。

4.1 単項式

最も単純な式は、ほかの式を含まない式です。このような式を単項式と呼びます。JavaScriptでの単項式としては、リテラル ...

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