17章JavaScriptのツールと拡張機能

おつかれさまです。この章が本書の最後の章です。ここまでの章をすべて読まれた方は、JavaScript言語を詳しく理解し、NodeやWebブラウザでJavaScriptをどのように使えば良いかもご存知かと思います。この章では、卒業プレゼントを贈ることにします。この章では、多くのJavaScriptプログラマが重用している重要なプログラミングツールと、広く使われているJavaScript言語の2種類の拡張機能を紹介します。これらのツールや拡張機能を自分のプロジェクトで使うかどうかに関係なく、ほかのプロジェクトで使われていることが多いので、少なくともどういうツールであるか、また、どういう拡張機能であるかを知っておくと良いでしょう。

この章で説明するツールや拡張機能は次のようなものです。

  • コードに潜在するバグやスタイルの問題を見つけるためのESLint。
  • JavaScriptコードを標準的な方法で整形するPrettier。
  • JavaScriptのユニットテストを記述するためのJest。
  • プログラムが依存するライブラリの管理とインストールを行うnpm。
  • webpack、Rollup、Parcelなどのコードバンドルツール。これらのツールは、JavaScriptコードのモジュールをWebで使えるように1つのバンドルに変換します。
  • JavaScript言語の新しい機能(または新しい拡張機能)を使ったJavaScriptコードを、現在のWebブラウザで動作するJavaScriptコードに変換するBabel。
  • HTMLマークアップのような式を使ってユーザインタフェースを記述することができるJSX言語拡張(Reactフレームワークで使われます)。

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