3章アイソモーフィックJavaScriptのカテゴリー

Maxime Najim

 

アイソモーフィックJavaScriptという言葉を考案したのはCharlie Robbinsだとされています。2011年に、「Scaling Isomorphic Javascript Code」というブログ記事が公開されています(http://bit.ly/scalingisojs)。そしてこの言葉が普及するきっかけになったのが、2013年のSpike Brehmによる「Isomorphic JavaScript: The Future of Web Apps」(http://nerds.airbnb.com/isomorphic-javascript-future-web-apps/)などの記事や講演です。一方、アイソモーフィックという言葉の定義についてはJavaScriptコミュニティーの中で議論が見られます(http://bit.ly/renamingisojs)。Reactのトレーナーでreact-routerプロジェクトの共同開発者でもあるMichael Jacksonは、ユニバーサルJavaScriptという言葉を提案しています(http://bit.ly/universaljs)。「サーバーとクライアントの双方という意味だけでなく、ネイティブなデバイスや埋め込みアーキテクチャーなどでも実行できる」という意図が込められています。

アイソモーフィックというのは元来、数学上の概念を表しています。個別の特徴を単純化して無視した際に、2つの図形が同一または類似しているという意味です。図形にこの概念を当てはめると、視覚化が容易になります。例えば図3-1の2つの図形について考えてみましょう。 ...

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