16章アイソモーフィックJavaScriptとユニバーサルJavaScript
Charlie Robbins
私が人々にどう思われているかはわかりません。自分自身としては、
普通よりも丸い小石やきれいな貝殻を探して浜辺で遊ぶ子供にすぎないと思っています。
一方で、私の前には真実という未開拓の大海原が広がっています。
——Isaac Newton
2009年10月の時点では、私は仕事としてJavaScriptを書いたことはありませんでした。遊びとして数時間JavaScriptをいじった程度でした。Microsoftに在籍していた時に扱っていたWPF(Windows Presentation Foundation)を使って、取引システムなどの銀行向けソフトウェアのフロントエンドを主に作成していました。当時の私に「アイソモーフィックJavaScriptが広く普及する」と伝えても、きっと笑い飛ばされていたことでしょう。やってみなければわからないこともあるということを、ここで強調したいと思います。
16.1 デザインパターン群、Flux、アイソモーフィックJavaScript
私がアイソモーフィックJavaScriptについて初めて言及したのは、Scaling Isomorphic Javascript Code(https://blog.nodejitsu.com/scaling-isomorphic-javascript-code/)というブログ記事でのことでした。しかしこの記事では、アイソモーフィックJavaScript自体がメインのトピックではありませんでした。私のアイデアがインパクトのあるデザインパターンになるだろうということを示すための、補足説明のような位置付けでした。しかし開発者たちは、どんなソフトウェアのデザインパターンよりもこの言葉を真剣に取り入れて抽象化してくれました。 ...
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