25章メディアサイト:評価基準

25.1 クリックスルー率

(クリックスルー率はUGCサイトにも適用できる)

関連性の高い広告をうまく配置すれば、クリック数は増える。広告は数字のゲームだが、最高の広告であっても、クリックスルー率が5%を超えることはほとんどない。

2012年5月にCPC Strategy社が、上位10件のショッピングサイトとクリックスルー率を一覧にしている(BingとTheFindはクリックに対してお金を請求していない)†1表25-1を参照してほしい。

表25-1 ショッピングサイト上位10社

ショッピングエンジンコンバージョン率CPC
Google2.78%まだわからない†2
Nextag2.06%$0.43
Pronto1.97%$0.45
PriceGrabber1.75%$0.27
Shopping.com1.71%$0.34
Amazon Product Ads1.60%$0.35
Become1.57%$0.45
Shopzilla1.43%$0.35
Bing1.35%N/A
TheFind0.71%N/A

グローバル検索マーケティング会社Covario社は、全世界の検索広告の平均クリックスルー率は2%であると2010年に報告している(表25-2参照)。

表25-2 検索広告の平均クリックスルー率

Bing2.8%
Google2.5%
Yahoo!1.4%
Yandex1.3%

アフィリエイトマーケッターのティトゥス・ホスキンス《Titus Hoskins》は、彼がAmazonのリンクを踏ませた5~10%が最終的に何かを購入していると言っている。これは、他のアフィリエイトプラットフォームから得られる収益よりもはるかに高い†3。Amazonなどの何かに特化していない小売店は、専門店よりもアフィリエイトパートナーを優遇している。アフィリエイトパートナーは、ショッピングカートにあるすべての商品の何パーセントかを手にすることができる。たとえば、本を購入させようとして訪問者をAmazonに誘導したとする。そこで、訪問者が本ではなく雑貨を購入したとしても、雑貨の売上の数パーセントを報酬として受け取ることができるのだ。アフィリエイトパートナーは、Amazonの広告をさらに目立たせようとするだろう。そのほうがお金になるからだ。 ...

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