34章Matplotlibのカスタマイズ:設定とスタイルシート
これまでは、プロット要素のスタイルを1つずつ調整していましたが、Matplotlibにはグラフ全体のスタイルを一度に調整する仕組みも用意されています。この章では、Matplotlibのランタイム設定(rc:runtime configuration)をいくつか説明します。また、優れたデフォルト設定を持つスタイルシート機能も紹介します。
34.1 手作業でカスタマイズ
このⅣ部では、プロットそれぞれの要素を微調整して、デフォルトより見栄えが良くできることを示しました。こうしたカスタマイズは個々のプロットに対して行うことも可能です。例えば、図34-1に示すようなありふれたヒストグラムで考えてみましょう。
In [1]: import matplotlib.pyplot as plt plt.style.use('classic') import numpy as np %matplotlib inline In [2]: x = np.random.randn(1000) plt.hist(x);
これを手作業で修正し、図34-2のような見た目に優れたプロットに変更します。
In [3]: # 背景をグレーに設定 fig = plt.figure(facecolor='white') ax = plt.axes(facecolor='#E6E6E6') ...
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