9章FXCMでのFXトレード

金融機関は自分たちのやっていることをトレードと呼びたがる。正直に言いましょう。それはトレードではなく、賭けです。

—グレイドン・カーター

本章では、FXCM Group, LLC(以下、FXCM)のトレードプラットフォームを、RESTfulなストリーミングアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)と、Pythonのラッパーパッケージfcxmpyを用いて紹介します。Oandaと同様に、FXCMは自動化したアルゴリズムトレード戦略の配備に適したプラットフォームであり、小口資本の個人トレーダーにも適しています。FXCMは、個人および機関投資家向けに、従来のトレードアプリケーションと、APIを介したプログラムの両方でトレード可能な多数の金融商品を提供しています。その中でも主な投資商品は、とりわけ主要な株価指数やコモディティなどの差金決済取引(CFD)や通貨ペアです。8章のコラム「差金決済取引(CFD)」および下のコラム「免責事項」も参照してください。

免責事項

証拠金を使ったFX/CFDの取引には高いリスクが伴い、証拠金を上回る損失を被る可能性があるため、すべての投資家に適しているわけではありません。レバレッジは投資家にとって不利に働くことがあります。この投資商品は個人およびプロの投資家を対象としています。ドイツにお住まいの個人の投資家は、現地の法律や規制による一定の制限があるため、お預かりした資金の全額を失う可能性がありますが、お預かりした資金を超えた支払い義務を負うことはありません。マーケットとトレードに関連するすべてのリスクを認識し、十分に理解してください。投資商品をトレードする前に、投資家の財務状況と経験レベルを慎重に検討してください。いかなる意見、ニュース、調査、分析、価格、その他の情報は、一般的なマーケットコメントとして提供されるものであり、投資アドバイスではありません。マーケットコメントは、投資調査の独立性を促進するために設けられた法的要件に沿うようにはなっておらず、それゆえ、マーケットコメントの配布に先立つトレードの禁止の対象とはなりません。FXCMと著者は、そのような情報の利用から直接または間接に生じる収益のいかなる損害や損失にも一切の責任を負いません。 ...

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