5章ARでの獲物の捕獲
Foody GOのストーリー展開で見たように、プレイヤーは逃げ出した実験用クッキングモンスターを追跡して捕まえる必要があります。前章の最後で、プレイヤーは地図上で周囲にいるモンスターを追いかけたり見つけたりすることができるようになりました。ここでやらなければならないことは、プレイヤーが見つけたモンスターとやりとりできるようにしたり捕まえたりできるようにすることです。私たちのゲームをより深く熱中できるものにするために、プレイヤーがあたかも現実の視点でモンスターを捕まえられるようにしたいと思います。すなわち、デバイスのカメラ画像をモンスターを捕まえるときの背景に組み込みます。ARコンポーネントを追加することで、私たちのゲームを現実世界のアドベンチャー、もしくは位置情報ベースのARのジャンルのゲームだと言えるようになります。
この章では、新しく身につける必要がある概念に基づく機能をいくつかゲームに追加します。この新しい概念はゲーム開発やUnityの基礎になるため、これまでの章とは異なり、理論的な話に深入りはしません。その代わり、これらのことがUnityの中でどのように機能するかを説明し、いくつか重要な概念をさらに学ぶためのリファレンスを提供します。以下はこの章で学ぶ内容です。
- シーン管理
- Game Managerの紹介
- シーンのロード
- タッチ入力の更新
- コライダーとリジッドボディの物理
- AR捕獲シーンの構築
- シーンの背景にカメラを使う
- 捕獲ボールの追加
- ボールを投げる
- 衝突のチェック
- フィードバックのためのパーティクルエフェクト
- モンスターの捕獲
今までの章で行ったように、もし前章から引き続きゲームプロジェクトをロードした状態でUnityを起動しているならば次の節に進みましょう。そうでない場合は、Unityを起動して ...
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