7章サービスの粒度

10月14日(木)13時33分

移行作業が進むにつれ、アディソンもオースティンも、これまでに特定されたドメインサービスを分割するためのあらゆる判断に追われるようになった。開発チームにも意見があり、サービスの粒度を決めるのはさらに困難だった。

「チケット機能をどうするかはまだ迷いますね」アディソンは言った。「チケットの作成、完了、エキスパートの割り当て、エキスパートの配信を1つのサービスにするか、2つにするか、3つにするか、はたまた4つにするのか。まだ決めかねています。テイレンはすべてを細かくすることにこだわっていますが、それが正しいアプローチなのかどうか分かりません」

「私もです」オースティンは言った。「顧客登録、プロフィール管理、請求作成などの機能も分割すべきかどうか、悩ましいです。その上、今晩は別の試合があるんですよ」

「あなたはいつだって試合じゃないですか」とアディソンは言った。「顧客機能といえば、顧客のログイン機能を別のサービスにするかについては何か決まりましたか?」

「いいえ」オースティンは言った。「まだ決まっていません。スカイラーは別にすべきだと言っていますが、別の機能だと言う以外の理由は教えてくれないんです」

「これは難しい話題です」アディソンは言った。「ローガンに相談してみましょうか?」

「いいですね」オースティンは言った。「勘や直感に頼って分析していても、話が進みませんからね」

アディソンとオースティンは、Sysops Squadの技術リーダーであるテイレンをローガンとのミーティングに招待し、直面しているサービス粒度の問題に関して、全員が同じ認識を持てるようにした。 ...

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