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7章OpenTelemetryを使った計装

前の2つの章では、構造化イベントとトレースの原理を説明しました。 イベントとトレースは、ソフトウェアアプリケーションのふるまいを理解するために使用できるオブザーバビリティの構成要素です。 アプリケーションに計装コードを追加し、それぞれの呼び出しと同時にテレメトリーデータを送ることで、これらの基本的な構成要素を生成できます。 そして、送信されたテレメトリーデータをバックエンドのデータストアにルーティングできます。 これにより、事後にそれを分析してアプリケーションの健全性を理解し、問題のデバッグを支援できるようになります。

この章では、コードを計装し、テレメトリーデータを出力するための方法を示します。 あなたが選ぶアプローチは、あなたが使うオブザーバビリティバックエンドのベンダーがサポートする計装方法に依存するかもしれません。 一般的に、ベンダーは独自のAPM、メトリクス、トレースライブラリを作成し、そのソリューションのためのテレメトリーデータを生成することがよくあります。 しかし、ベンダー非依存を目指した本書では、さまざまなバックエンドのテレメトリーストアに対応するオープンソース標準を使用して計装する方法を説明していきます。

この章では、OpenTelemetry標準と、アプリケーションから自動的にテレメトリーを生成するアプローチを紹介するところから始めます。 自動計装によるテレメトリーも良いスタートですが、オブザーバビリティの真の力は、意図したビジネスロジックが実際にどのように動作しているかをデバッグするのに役立つ、コンテキストを追加するカスタム属性から得られます。 そのような、OpenTelemetryに含まれるアウトオブザボックス ...

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