12章Core MLとCreate MLを使ったiOSアプリNot Hotdog

 新興の億万長者Jian-Yangは、Bloombergのインタビューに答えて「私は大金持ちになりました」と述べています(図12-1)。彼が「より良い世界」をめざして作ったのはNot Hotdogというアプリ(図12-2)です。

図12-1 Bloomberg NewsによるNot Hotdogの開発者Jian-Yangのインタビュー。Periscopeによる買収の直後に行われた

図12-1 Bloomberg NewsによるNot Hotdogの開発者Jian-Yangのインタビュー。Periscopeによる買収の直後に行われた

図12-2 Not Hotdogアプリ(出典:App Storeのアプリ紹介ページ)

図12-2 Not Hotdogアプリ(出典:App Storeのアプリ紹介ページ)

 (筆者のうち1人も含めて)何のことかと思われた方に解説しておくと、このアプリの元ネタはHBOによるテレビドラマSilicon Valleyです†1。登場人物の1人が、食べ物版のShazamをめざしてSeeFoodというアプリを開発しています。食べ物の写真を撮ると、レシピや成分の情報がわかるようなアプリが目標とされていました。しかし、結局出来上がったのは被写体がホットドッグかどうかを判定するだけのアプリでした。ホットドッグ以外のあらゆるものは、「Not Hotdog(ホットドッグではありません)」と分類されました。

†1 訳注:蛇足ですが、先ほどの「より良い世界」というのはこのドラマでの決まり文句です。 ...

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